overview

Challenge

食品ロスは世界で起こっている大きな課題のひとつである。飢餓に苦しむ人々がいる一方で、多くの食品廃棄が多く発生してしている国や地域も存在する。 日本を含めた複数国での自身の経験やデータを調べる中でこの問題に取り組む必要性を強く感じ、過去の対面イベント運営で特に課題となった、「関与者の拡大」がしやすいプラットフォームを開発することを発案した。既にBtoBアプリはいくつか公開されているため、CtoCに特化したフードシェアリングアプリを作ることで、この課題解決に貢献したいと決意した。今回の狙いは普段ボランティアや社会問題解決活動などに参加するといった意識を高く持つ層へのアプローチだけでなく【“自己利益”や“自身の問題解決”のための行動が“社会への貢献”に繋がっている】という仕組みづくりを実現させ多くの人を巻き込むこだったため、アプリ利用のインセンティブを考えることに注力した。

duration

2024/08 ~ 2024/ 09

tools

Google form, スケッチ, Figma

task

ユーザーリサーチ/ワイヤーフレーム/プロトタイプの作成

results

UI部分においてはタイポグラフィやロゴ、基本画面のデザインなどまだ改善の余地が見られた。しかしシステム検討において、ボランティア運営と差別化すべくどのように収益を作るか・その手段になりうるスポンサーをどのように判断し得るかを考えると同時に、単発的ではなく日常に溶け込んだ利用を促進できる、ユーザーインセンティブについて、まだ未熟な部分はあるものの深く考える事ができた。

research

  1. FOod waste

〜飢餓・食品ロス問題の現状〜

  • 世界中の7億8,300万もの人々が飢餓に苦しんでいる

  • 1日あたり10億食以上の食品が家庭から廃棄されている
    =年間平均、1人当たり79kgの食品廃棄量

  • 廃棄される食品のうち6億3,100万トン(60%)が家庭によって発生している

  1. survey by interview

今回はTamwood Careerの課題として行なったため、母数が少ないのは認識した上でクラスメイトの留学生6名に対して、質問を派生させる半構造化インタビューを留学生を対象として実施した。なぜなら多く安く売るカナダにおいて、「大量に買うと賞味期限内に消費できない場合があるものの1人分を買うよりまとめて買ったほうが安い」と悩む留学生が周りに多かったからである。

以下の質問を事前に準備してインタビューに臨んだ。

<食品廃棄に対する認識を把握するための質問>

  • 食品を廃棄してしまった経験について

    • なぜそれが起こってしまったのか

    • それを防げた場合、賞味期限の近さをどのように対応しているのか

    • どのくらいの頻度でこの問題に直面するか


  • 食べ物を無駄にした・お金を無駄にした時の感想/感情


<アプリの機能決定のための質問>

  • CtoC型マーケットアプリの利用経験について

    • どのアプリを使ったか

    • そのアプリを使った理由は

    • そのアプリでの良かった体験は何か

    • そのアプリでの悪かった体験は何か


  • アプリ内の食品を提供する人を信頼するために、どの情報が重要か
    ※BtoCの「企業」から提供されるという安心感を生み出すことができないため


<アプリ利用時のストレス軽減のための質問>
質問作成時時点で発案してた大まかなアプリの流れを説明した上で以下の質問をした

  • このアプリで最もフラストレーションを感じる部分はどこか


  • 見知らぬ人から未開封の食品を受け取る際、どの程度の危険を感じるか?(1〜5で評価)


  • 賞味期限が2週間残っている場合、どの程度の食品を安全と感じるか?(1〜5で評価)
    ※アプリで販売できる飲食品の賞味期限が最低2週間あることを検討していたため

<<インタビューからわかったこと>>

  • 賞味期限切れや量が多すぎることを理由に、83%が食品を捨てた経験があり、月に1回ほど起こっていru


  • 食品を捨てる際「食べ物を無駄にした」というよりも「お金を無駄にした」と感じる傾向があった


  • 安価での入手/売買の流れ/商品についての問い合わせ簡単なことがCtoCの利点である一方で、
    返信が遅いこと/知らない人と対面で受け取る時がある/梱包を自分でする必要がある などが欠点として上がった


  • 商品詳細や出品者情報(特に、名前・年齢・レビューなど)があれば、食品や出品者に対して安全と信頼を感じられる


  • 賞味期限が2週間以上残っている場合、67%がその商品を「非常に安全」と感じる

  1. Market

Too Good To Go | カナダ/アメリカ/ヨーロッパ/オーストラリア

タイプ:B-to-Cサービス
強み:商品の質に対する信頼感がある

Tabete | 日本

タイプ:B-to-Cサービス
強み:商品の質に対する信頼感がある
備考:主にベーカリーで利用されている

Karrot | カナダ/アメリカ/イギリス/日本/韓国

タイプ:C-to-Cサービス
強み:価格や購入方法の柔軟性がある
備考:個人間でのやりとりが可能

Personas / user flows

今回のペルソナは、購入者と販売者をそれぞれ1人ずつ設定した。
購入者をユーザーAとし、初めてのアプリ利用のためサインアップから始まるようにした。初利用のため、アプリの使い方やルール・便利な使い方のヒントなども表示がされるようにした。その後は、お気に入りの商品を見つけてから、いいねをおし、販売者と個別チャットで連絡を取った上で購入を決定する。購入後はお互いが対面であったその場で受け取りボタンを押し、商品と購入者に対するレビューを作成する。最後に購入履歴を見て再確認できるようにした。

販売者をユーザーBとし、再度の利用のためログインから始まるようにした。販売したい商品の詳細を打ち込み投稿する。その投稿に必要な情報は、インタビューで得た「食品や出品者に対する安全と信頼」に必要な情報を組み込んだ。上記した手順と同様に、購入者と対面した際に双方の了承を経て販売確認ボタンを押す。さらに同様に、購入者に対するレビューを書く。最後に、利用者へのインセンティブとなる、ポイント交換制度における報酬のチェック画面へ移動する。

購入者は、商品を安価で得ることができるというインセンティブが目立ってあるが、販売者は「なら捨てた方が良い」とせず、手間がかかる販売という手段を選んだため、ポイントが購入者よりも多く入るシステムにした。そのポイントを貯めると、スポンサーとして連携する複数の会社の中から商品と交換できるようにした。そのポイント交換制度を作ると、ただポイントを得るためだけの身内同士での商品の交換が起こるリスクが考えられるが、ポイント交換先の会社で専用のクレジットカードを介して購入すればそこからもポイントが得られる、など別の方法を使った獲得方法によって解決する可能性があると考えている。

<user A - buyer>

  • アプリにサインアップする

  • アプリの利用ルールやヒントを理解する

  • 気になる商品を見つけて「いいね」して保存する

  • 販売者とやり取りをする

  • 購入を確定する

  • 商品や出品者についてレビューを書く

  • 購入履歴を確認する

<user b - seller>

  • アプリにログインする

  • 商品を出品する

  • 購入者とやり取りをする

  • 販売を確定する

  • 購入者についてレビューを書く

  • 報酬を確認する

Wireframe

design ideation

#97bc4f

安全性 / ポジティブさ / グローバルな親しみやすさ

#fff3e9

落ち着き / リラックス感 / 他の色と調和しやすい

#4e070e

ベージュとの柔らかいコントラスト

ブラックよりも温かみのある雰囲気

Ag

Inter

not be too formal or casual

prototype

<user a - buyer>

<user b - seller>

insights / Future action

<design perspective>

  1. タイポグラフィをより考慮する

  2. 売買のプロセスをシンプルにする

  3. 言語オプションを作成する

  4. 視覚的なインセンティブを用意する

  5. 一部を強調するため、背景は白にする

<marketing perspective>

  1. スポンサー以外で収益を得る方法を検討する

  2. スポンサー獲得の方法を検討する

  3. 日常的に使ってもらえるようなユーザーエンゲージメントを生み出す

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